wall to wall Noriyuki Haraguchi
会場:√K Contemporary (新宿区南町6)
会期:2020年3月7日(土)~ 5月23日(土)
営業時間:11時~19時
出展作家:原口典之
出展作品:代表作オイルプール含めた約30点
√K Contemporary は、代表加島林衛がこれからの日本のアートシーンの創出と発展を目的とした次世代型ギャラリーです。先人達の素晴らしい美術品に触れる事で磨かれた感性だからこそ見える次世代のアートシーンがある。時空や国境に関係なく本質の芸術に触れる場を作る。新たなチャレンジのスタートです。そして、記念すべきオープニングエキシビションは、現代アートの牽引者の一人、原口典之の個展を開催します。「もの派」の代表的なアーティストの一人として60年代後半から活動をスタートしている原口の約2年ぶりの個展では、代表作のオイルプールを始め、タイトル作品「wall to wall」などの新作を含む約30作品が展示されます。
オイル、鉄、アルミニウムなど、一見美術とは無縁に思えるこれらの材と長く向き合ってきた同氏。私達の身近にあるこれらの物質は、既に定義づけされていて、私達の生活空間を遮りながら違和感なく存在しています。
それらを誤魔化さず表現する彼の芸術空間には、ある種の違和感が作られていくのです。常識や理屈では測ることができない感性や感覚を魅了し、刺激するーこのエキシビションが強烈な印象を残すと期待しています。
IMAGES
ARTISTS
1946年神奈川県生まれ。1970年日本大学芸術学部美術学科卒業。60年代後半から美術家としての活動をはじめ、1977年、国際展「ドクメンタ6」(ドイツ、カッセル)で日本人作家として初めて選出される。鉄やポリウレタンといった工業製品に使われる素材を用いた作品や、軍用機の形を原寸大で再現させた立体、金属のプールに廃油を満たす作品など、意味や機能をはぎ取りながら、物体あるいは物質そのものの在り様を提示する作品を制作。主な個展に『NORIYUKI HARAGUCHI』(レンバッハハウス市立美術館、ミュンヘン、2001)、『原口典之 ‒ 社会と物質』展(BankARTStudio NYK、2009)。そのほかグループ展では、『(C)Overt』P.S.1( ニューヨーク、1988)、『現代美術への視点-色彩とモノクローム』(東京国立近代美術館、1989)、『1970年 ‒ 物質と知覚 もの派と根源を問う作家たち』(岐阜県美術館、1995)、『重力 ‒戦後美術の座標軸』(国立国際美術館、1997)、『TOKYO 1955-1970 : 新しい前衛』(ニューヨーク近代美術館、2012)など多数。
1946年神奈川県生まれ。1970年日本大学芸術学部美術学科卒業。60年代後半から美術家としての活動をはじめ、1977年、国際展「ドクメンタ6」(ドイツ、カッセル)で日本人作家として初めて選出される。鉄やポリウレタンといった工業製品に使われる素材を用いた作品や、軍用機の形を原寸大で再現させた立体、金属のプールに廃油を満たす作品など、意味や機能をはぎ取りながら、物体あるいは物質そのものの在り様を提示する作品を制作。主な個展に『NORIYUKI HARAGUCHI』(レンバッハハウス市立美術館、ミュンヘン、2001)、『原口典之 ‒ 社会と物質』展(BankARTStudio NYK、2009)。そのほかグループ展では、『(C)Overt』P.S.1( ニューヨーク、1988)、『現代美術への視点-色彩とモノクローム』(東京国立近代美術館、1989)、『1970年 ‒ 物質と知覚 もの派と根源を問う作家たち』(岐阜県美術館、1995)、『重力 ‒戦後美術の座標軸』(国立国際美術館、1997)、『TOKYO 1955-1970 : 新しい前衛』(ニューヨーク近代美術館、2012)など多数。