Reen Barrera「Yes, Can Do!」

会期| 2023年8月5日(土)~ 8月26日(土)
会場| √K Contemporary(東京都新宿区南町6)
主催| √K Contemporary
協力| Vinyl on Vinyl

この度、√K Contemporaryでは、フィリピン出身の現代アーティスト Reen Barrera(リーン・バレラ)の日本初となる個展「Yes, Can Do!」を開催いたします。Barreraは、東南アジアをはじめ、アメリカの美術館やギャラリーでの個展を開催し、世界のコレクターの注目を集めているアーティストの一人です。フィリピンで最も使われているモバイル決済サービスGCashとのコラボレーションによるNFT作品の発表など、近年その活躍の場を広げています。

Barreraの作品には、彼のヒューマニズム的思想が写し出され、人に対する思いやりや期待、そして様々な障壁を生み出す社会に対する批判が同時に存在し、さらにそこからの脱却ともいうべき、新たな未来を創造するための子供達へのメッセージが込められています。幼少期、多くを持たずに育ったバレラは、周りにあるスクラップを集め、おもちゃを自分で作り遊んでいました。そこで培われた創造性と想像性が、現在の作品へと昇華していったのです。そして、彼の幼少期の体験で養われた、社会的立場や経済的困難を乗り越えて自身の運命、人生を切り開いていく、という強い信念は、彼の作品群を通して鑑賞者に訴え、「何か」を残していくのです。

本展では、チャーミングでどこか懐かしみのある姿の中に鋭い眼差しを帯びたキャラクター「Ohlala」と「Duge」をモチーフとした平面作品と木彫に加え、キネティックな動く木彫作品「automata」も出展します。さらに、Barreraの実験的な抽象作品も展示し、Barreraの表現する世界感をより楽しめる個展となります。

 


 

【Artist Statement】

 
The “Yes, Can Do!” mindset refers to a positive and proactive attitude where individuals believe in their abilities to overcome challenges and achieve their goals. It’s about being confident, resourceful, and willing to take on tasks or responsibilities without being deterred by obstacles or difficulties. This mindset is particularly relevant when discussing the socio-economic status of children.

 Encouraging the ” Yes, Can Do!” mindset helps them develop resilience and the ability to bounce back from setbacks.

 

「Yes, Can Do!」(「できるよ!」)というマインドセットは、目的を達成する、そして困難は乗り越えられるという事を信じるポジティブで前向きな姿勢を表しています。どんな試練があろうとも自身の責任を果たすことをいとわず、機知に富み、自信を持つ。
子供たちの社会経済的地位を考える時に特に意識しなければならない考え方です。

「Yes, Can Do!」(「できるよ!」)という考え方を提唱する事は、子供たちが抵抗力を備え、どんな抑圧もはねのける力を養う事に繋がるのです。

 

Reen Barrera

 


 

【Introducing Ohlala & Duge】

 

Barreraの作品群は自身が創り出したキャラクター「Ohlala」(ウララ) と「Duge」(デュゲ)を中心に展開されています。
「Ohlala」(ウララ)の顔には「It’s written all over your face」(顔に書いてあるよ)というフレーズを表す記号やパターンが描きこまれ、「表情は言葉を越えてコミュニケーションする」という彼のメッセージを伝えています。
また、様々なキャンバス等の布で覆われた頭は、私たち一人ひとりが経済的背景に関係なくそれぞれの運命をデザインできるという事を象徴し、「自身の力で実現する力。それが私たちに共通しているものは、自身の力で実現する力だ。」というBarreraの信条を表しています。犬のキャラクター「Duge」(デュゲ)は「Dog」をフィリピンの原住民族であるビサヤ族のアクセントで発音した言葉です。
これは、彼の家族が話していた言葉のアクセントへのオマージュとして名付けられています。

Left to Right (2023)  Acrylic on canvas, 61 x 61cm 

 


 

Events | Reen Barreraによるギャラリーツアー開催!

本展のオープニングにあわせてReen Barreraが来日します。
初日となる8月5日(土)には、アーティスト本人によるギャラリーツアーを開催いたしますので、ご参加希望の方は、下記日時にギャラリーまでお越しください。お申込みは不要です。
各回約30分ほどのツアーを予定しております。

| Reen Barrera Gallery Tour |
2023年8月5日(土) 15時~ / 17時~ / 18時30分~

【ギャラリーツアー時間変更のお知らせ】

本日8月5日開催のReen Barreraによるギャラリーツアーは都合により、時間変更となりました。17時と18時半の2セッション開催となります。ご来廊予定の方には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願いいたします。

IMAGES

  • Hold My Hand (2023) Acrylic on canvas, 152×240cm

  • Off The Bat (2023) Acrylic on canvas, 121.9×121.9cm

  • At All Cost (2023) Acrylic on canvas, 76.2×76.2cm

  • Into The Deep (2023) Acrylic on canvas, 91.4 ×60.9cm

  • Places (2023) Acrylic on canvas, 76.2×76.2cm

  • Failure (2023) Acrylic on canvas, 60.9×50.8cm

ARTISTS

Reen Barrera

フランス、パリ生まれ、フィリピン育ちのアーティスト。

幼い頃、教会の木彫を修理していたBarreraは、あまった木材を集め、おもちゃを作り始める。そののち、段ボール箱や紙といった様々なスクラップを集めておもちゃやフィギュアを制作するようになり、この経験が後の彼の作風に大きな影響を与える。彼の作品には幼少期の記憶と良く耳にする言葉、ストリートで目にするイメージや色彩があふれ、チャーミングなアールブリュット的な感性を感じさせる。近年、欧米の美術館やギャラリーでの個展開催やグループ展に参加し、活動の場を広げている。

Instagram |  https://www.instagram.com/reerustart

Reen Barrera

フランス、パリ生まれ、フィリピン育ちのアーティスト。

幼い頃、教会の木彫を修理していたBarreraは、あまった木材を集め、おもちゃを作り始める。そののち、段ボール箱や紙といった様々なスクラップを集めておもちゃやフィギュアを制作するようになり、この経験が後の彼の作風に大きな影響を与える。彼の作品には幼少期の記憶と良く耳にする言葉、ストリートで目にするイメージや色彩があふれ、チャーミングなアールブリュット的な感性を感じさせる。近年、欧米の美術館やギャラリーでの個展開催やグループ展に参加し、活動の場を広げている。

Instagram |  https://www.instagram.com/reerustart

UPCOMINGEXHIBITIONS

Reen Barrera

フランス、パリ生まれ、フィリピン育ちのアーティスト。

幼い頃、教会の木彫を修理していたBarreraは、あまった木材を集め、おもちゃを作り始める。そののち、段ボール箱や紙といった様々なスクラップを集めておもちゃやフィギュアを制作するようになり、この経験が後の彼の作風に大きな影響を与える。彼の作品には幼少期の記憶と良く耳にする言葉、ストリートで目にするイメージや色彩があふれ、チャーミングなアールブリュット的な感性を感じさせる。近年、欧米の美術館やギャラリーでの個展開催やグループ展に参加し、活動の場を広げている。

Instagram |  https://www.instagram.com/reerustart

Reen Barrera

フランス、パリ生まれ、フィリピン育ちのアーティスト。

幼い頃、教会の木彫を修理していたBarreraは、あまった木材を集め、おもちゃを作り始める。そののち、段ボール箱や紙といった様々なスクラップを集めておもちゃやフィギュアを制作するようになり、この経験が後の彼の作風に大きな影響を与える。彼の作品には幼少期の記憶と良く耳にする言葉、ストリートで目にするイメージや色彩があふれ、チャーミングなアールブリュット的な感性を感じさせる。近年、欧米の美術館やギャラリーでの個展開催やグループ展に参加し、活動の場を広げている。

Instagram |  https://www.instagram.com/reerustart

[個展]

2023  Yes, Can Do!, √K Contemporary, Tokyo, Japan

2023  Emotional Meat, Thinkspace Projects, LA, USA

2022 Children Of Divorce, Mesa Contemporary Arts Museum, Arizona, USA

2022  Getalon, Blanc Gallery, Manila, Philippines

2022  Ugly Phases, Thinkspace Projects, LA, USA

2021  In Thy Wound, Vinyl on Vinyl, Manila, Philippines

2021  Cluster Fudge, Thinkspace Projects, LA, USA

2020  Every Day is a Battle, Vinyl on Vinyl, Manila, Philippines

2020  Dull Maker, The Brand Library and Arts Center, Glenndale, CA, USA

2019  Family Day, Vinyl on Vinyl, Manila, Philippines

2017  Hello Hello Ohlala, Vinyl on Vinyl, Manila, Philippines

[その他の展示]

2022  Neo-Animism, √K Contemporary, Tokyo, Japan

2022  Across the Pond, Thinkspace Projects Pop Up, London, UK

2022  UNITY, Volery Gallery, Dubai UAE

2021  Aloha Mr. Hand, Thinkspace Projects, LA USA

2021  RON ENGLISH’S SUGAR CIRCUS, MINDstyle, Shenzhen China

2021  LAX/ORD III, Vertical Gallery, Chicago USA

2021  VANGUARD Invitational, Outré Gallery, Melbourne Australia

2020  Letter to Basquiat, Asia Contemporary Art Program (Langgeng Art Foundation, Indonesia, Artemis Art, Malaysia, Vinyl on Vinyl, Philippines, and Julia Gallery, Taiwan)

2019  Gallery 7, Pintô Art Museum, Antipolo, Philippines

2019  Children And Game, Galerie Geraldine Zberro, Paris, France

2018  Game Over, Vinyl on Vinyl, Manila, Philippines

2017  Timelapse Beta, Tin-aw Art Gallery, Philippines

2016  Continuum, ArtistSpace, Ayala Museum, Manila, Philippines

 

【Public Collections】
Pintô Art Museum, Antipolo, Philippines