√K 作家支援プロジェクト|戸谷太佑「hibari」

√K 作家支援プロジェクト|戸谷太佑「hibari」

Dates | 2025年1月21日(火)- 2月5日(水)
Hours |    13-19時 (closed on Sundays, Mondays)
Venue | Space√K (√K Contemporary B1F)

 

弊廊地下のSpace√Kでの行っている作家支援プロジェクトの一環として、1/21-2/5にかけて戸谷太佑「hibari」を開催いたします。クマ財団7期生にも採択され、活動の場を広げている新進気鋭のアーティスト、戸谷の初個展となる本展をどうぞお楽しみください。

 


About

戸谷太佑 ( @taisuketoya )は1998年生まれのアーティスト。これまでに空間認知の変容といったモチーフをもとに、彫刻やテキスタイルを用いたインスタレーション、映画や舞台美術の領域で制作活動を展開してきた。本展『hibari』は戸谷の初個展であり、地元長野での荒廃した鋪道や人工建造物を通した観測スケールの変容に始まり、近年ネット・ミームとして隆盛を極めるLiminal Spaceまで、固有性を剥ぎ取られたアノニマスな「風景」に対する戸谷自身の個別的で置き換えの効かない経験をいかに扱えばいいのかという「ねじれ」を起点に構想された。すなわち風景を客体(対象)として中立的に再現するのではなく、戸谷自身の来歴や主観性のバイアスを畳み込みつつ、曰く言い難い感覚をシミュレーションする正しい方法とは。その問いに対する答えは、一方では通常の展覧会「hibari」として限られた会期と会場に即しながら作品群を通して達成され、他方では会期終了後の展覧会の「アーカイブ」として文化の周期を超えて持続するかたちで達成される。

 


Artist | 戸谷太佑(Taisuke Toya)

1998年 長野県出身。
人間が作り出す空間/空間性に関心がある。
「いま/ここ」に「ここにあるけどここにないもの」を立ち上げ既に確立されている世界に批判的感性や私的な固有空間の獲得を目的としている。
また、ある知覚を通し他の世界の実在を認識してしまう空間に介入することで、同一空間に並行して複数の「私」の存在を詳らかにさせ、実体としてここにはないものを経験する試みを実践している。

主な展示:
2024 Poltergeist – 元映画館(東京)
2024 Parallax / Notations – Hello Bee(東京)
2024 Pendulums – クマ財団ギャラリー(東京)

 

UPCOMINGEXHIBITIONS