来る7月15日(金)18時より、南條史生氏(森美術館 特別顧問、エヌ・アンド・エー株式会社 代表取締役)をお招きし、トークイベントを開催いたします。
新進気鋭の若手アーティスト、長谷川彰宏の作品群を通して、日本の現代アートの根底にある思想を考察。
また、日本の現代アートシーンを築いてきた南條氏が見る日本のアートシーンの未来についてトークを展開します。
これからの世代を担う若手アーティストやコレクターの皆さん必見のトークセッションをどうぞお楽しみに!
【8/6 Update】
南條史生氏と長谷川彰宏のギャラリートークの動画を公開いたしました!
下記リンクよりご視聴ください!
https://youtu.be/KYDYoTs4hmg
長谷川 彰宏 個展「よもぎとコンプ」
会期| 6月25日(土)〜 8月6日(土)
*日・月 休み
*会期中一部展示替えあり
入場料| 無料
主催| √K Contemporary
2022年6月25日(土)から8月6日(土)にかけて、東京藝術大学デザイン科修士課程に在籍する新進気鋭のアーティスト、長谷川彰宏の初個展「よもぎとコンプ」を開催いたします。
√K Contemporaryの地下と1Fの2フロアにわたって開催される本展では、異次元的な空間に、長谷川が自身の経験から得たヒトの信仰心をテーマとした作品群や、人間という存在に向き合い描かれているポートレート作品等を展示します。
天台宗の寺に生まれた長谷川は、比叡山での修行を経験しました。
感情、思想、身体、そして生命の存在に対して俯瞰した視点を持つ長谷川の作品群は、彼の根幹をなす仏教思想から得た独自の姿勢が垣間見え、死生観や人間の存在そのものを問いかけてきます。本展に出展する「懺悔、来迎、祈り。あるいは地平線」(2022・KUMA Exhibition 2022出展作品)は、アクリル板の表裏に絵具を重ね、ブルーやピンクといったビビッドな色使いの中に坊主のようなデフォルメされた人物が独特のタッチで描かれ、アクリル板の存在が、まるで現世と常世の隔たりと繋がりを表現するかのような幽玄な作品となっています。それに対して、「生」に正面から向き合い描かれたポートレート群はヒトの中にある表裏、生命の強さと危うさといった、ヒトの存在の相対性と向き合いながらもこの種に対する期待を描きとった作品となっています。
デジタル化と共にこれまでの封建的な「物質」社会からより自由な「思想」社会へと変動している今、これからの思想が行く先を提示するかのような長谷川の作品群は、今後の未来を創造していくフレームワークの一つとなるのではないか。
本展を通じて、次世代を想像してみていただけましたら幸甚です。
「よもぎとコンプ」
コンプという完全栄養食を謳うグミがある。それさえ食べれば僕たちは生きていけるらしい。
それに対してよもぎがある。
よもぎはそこら中に生えているけれど、あんまり食べない。よもぎ餅くらいのものである。
はっきり言って栄養を取ろうと思って食べることはそうそうない。
餅の風味付けや色味変えのためにある。
つまりコンプという食べ物は“栄養をとる”という理解の元で食べられるもので、よもぎは“なんか舌や目が豊かだ”という理由で食べられている。
僕たちはこの2つの食べ物のような見方で、世界を見て、行動しているのだと思う。
僕にとってコンプは“理解”の象徴で、よもぎは“雑味”や“要約不可能性”の象徴である。
そしてこの2つが揃った時に“実感”あるいは“得心”が起こるのだと思う。
僕たちは人生に得心するために生きている。
そういった目で、私は作品も観ている。
*なお、この「よもぎとコンプ」は友人の吉田貴寿氏と2人で考えたものです。
長谷川彰宏
【サプライズイベント開催予定!】
本展会期中、スペシャルゲストをお招きしたギャラリートークや、ライブペインティング、ギャラリー内での「読経」など、ちょっと趣向を凝らしたイベントを開催予定です。
詳細が確定次第、本サイトにて情報配信いたします。
ご期待ください!
【新型コロナウィルス感染症対策について】
新型コロナウィルス感染症の拡大状況により、開催内容が変更となる可能性がございます。何卒ご了承ください。ご来場の際は、マスク着用及び検温、手指のアルコール消毒に御協力ください。
IMAGES
ARTISTS
1997年、三重県生まれ。
天台宗系の寺院に生まれ、2009年に得度し、2019年に天台真盛宗 西教寺にて四度加行満行。2016年に現役で東京藝術大学デザイン科に入学した後、2020年より同大学院美術研究科デザイン専攻に在籍。クマ財団5期生に選出され、「KUMA EXHIBITION 2022」に出展。
今後の活躍が期待される注目の若手アーティストの一人となっている。
1997 三重県津市 出身
2007 比叡山西教寺にて得度
2016 東京藝術大学美術学部デザイン科 入学
2019 天台真盛宗 西教寺にて四度加行満行
2020 東京藝術大学美術研究科デザイン専攻 企画理論研
作家HP|https://www.akihiro-hasegawa.com/
IG|https://www.instagram.com/akihiro_hasegawa_jp/
・「KUMA EXHIBITION 2022」インタビュー動画(2022/04/21 配信)
長谷川彰宏の熊財団インタビュー動画です。是非ご覧ください。
1997年、三重県生まれ。
天台宗系の寺院に生まれ、2009年に得度し、2019年に天台真盛宗 西教寺にて四度加行満行。2016年に現役で東京藝術大学デザイン科に入学した後、2020年より同大学院美術研究科デザイン専攻に在籍。クマ財団5期生に選出され、「KUMA EXHIBITION 2022」に出展。
今後の活躍が期待される注目の若手アーティストの一人となっている。
1997 三重県津市 出身
2007 比叡山西教寺にて得度
2016 東京藝術大学美術学部デザイン科 入学
2019 天台真盛宗 西教寺にて四度加行満行
2020 東京藝術大学美術研究科デザイン専攻 企画理論研
作家HP|https://www.akihiro-hasegawa.com/
IG|https://www.instagram.com/akihiro_hasegawa_jp/
・「KUMA EXHIBITION 2022」インタビュー動画(2022/04/21 配信)
長谷川彰宏の熊財団インタビュー動画です。是非ご覧ください。
EVENT
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2022.07.15南條史生 x 長谷川彰宏 ギャラリートーク2022.07.15 (fri)
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2022.08.06長谷川 彰宏「よもぎとコンプ」Closing Party
本展の最終日となる8月6日(土)に、長谷川が自身の読経によってこの初個展を締めくくるイベント『長谷川彰宏「よもぎとコンプ」 Closing Party』を開催します!
長谷川の精神世界を体現したような作品群が展示された地下空間にて長谷川が読経を行います。(1回15分、3回実施予定)
また、当日は2Fにあるギャラリーバーが一夜限定でオープン。
長谷川作品をご覧いただきながらゆっくりとした時間が流れる特別な夜をお楽しみください。
|長谷川 彰宏「よもぎとコンプ」 Closing Party 開催概要|
開催日時 8月6日(土) 18:00〜22:00
※ 読経は18:30、19:30、20:30に実施予定。
会場 √K Contemporary
入場料 1,000 yen (ワンドリンク付き、現金のみ)2022.08.06 (sat)