比田井 南谷
Nankoku Hidai

WORKS

  • Work NO.27

  • Work 61-1

  • Work 63-4

  • Work

BIOGRAPHY

1912年 神奈川県鎌倉生まれ 名は漸(すすむ)
1934年 東京高等工芸学校印刷工芸科卒業
1999年 10月15日永眠、享年87

比田井天来、小琴の二男。父天来について書法を学ぶ、父歿後は書道研究機関「書学院」を継承して数千冊に及ぶ貴重な碑帖の管理にあたり、同時に書学院出版部を再開して良書の出版と啓蒙に努める。1945年、史上初の前衛書「電のヴァリエーション」を書き翌年発表し、書壇に衝撃をあたえる。東京、ニューヨークなどで個展多数。現代美術展等に招待出品、ニューヨーク近代美術館(MoMA)など著名コレクターが作品買上げ。
またプリンストン、オックスフォード等約20の大学で書道史を講演する。

 

公式サイト http://www.shodo.co.jp/nankoku/

[個展]

1956年 「個展」(2月および10月: 養清堂画廊/東京)

1958年 「個展」(養清堂画廊/東京)

1959年 「個展」(村松画廊/東京)

「個展」(ギャラリー・A/メルボルン)

「個展」(養清堂画廊/東京)

1960年 「個展」(デ・ヤング美術館/サンフランシスコ)

「個展」(日本クラブ/ニューヨーク市)

1961年 「個展」(ミーチョー画廊/ニューヨーク市)

「個展」(米国で指導した門人の作品展併催: 村松画廊/東京)

1963年 「個展」(ミーチョー画廊/ニューヨーク市)

1964年 「個展」(椿近代画廊/東京)

1965年 「個展」(ミーチョー画廊/ニューヨーク市)

「個展」(フェアリー・ディッキンソン大学/マディソン、ニュージャージー)

1966年 「個展」(サンフランシスコ美術館)

「個展」(ヘンリー画廊、ワシントン州立大学/シアトル)

1967年 「個展」(大倉画廊/東京)

1979年 「個展」(「世界現代音楽祭」に参加開催/ミッテルバーグ、オランダ)

1987年 「個展」(東京画廊/東京)

2000年「一周忌 比田井南谷・回顧展:気体的書道の創造」展(東京画廊+BTAP)

2002年「日本的なるもの—書くこと描くこと」(岐阜美術館/岐阜)

2016年 「NANKOKU 比田井南谷展」(加島美術/東京)

2022年 特別展 生誕110年記念「比田井南谷~線の芸術~」(春日井市道風記念館/愛知)

2022-3年「HIDAI NANKOKU」(√K Contemporary/東京)

[その他の展示]

1937年 「書道芸術社展」(東京)

1942年 「興亜書道連盟展」(東京)

1955 – 56年 欧州巡回「現代日本の書:墨の芸術展」(東京国立近代美術館において国内展示)

1958年 「日本前衛書展」(銀座画廊/東京)

「抽象絵画の展開展」(東京国立近代美術館/東京)

1959年 「第5回サン・パウロ・ビエンナーレ展・出品作国内展示」(東京国立近代美術館/東京)

「日本美術の伝統と革新4人展」(クレラー・ミュラー国立美術館/オッテルロー、オランダ)

「第5回サン・パウロ・ビエンナーレ展」(サン・パウロ近代美術館)に5点展示

1960年 「カリフォルニア州に収蔵される現代絵画彫刻展」(カリフォルニア大学美術館/バークレー)

1961年 フライブルク芸術協会主催「現代日本書道展」(西ドイツ)

1962年 「書道の4000年展」(ブランダイス大学/ウオルサム、マサチューセッツ)

「現代日本の書・意味と記号展」(ダルムシュタット・アウグスブルク・ベルリン)

「最近の収蔵品:絵画および彫刻展」(ニューヨーク近代美術館)

1962 – 64年 アメリカ巡回、「現代日本墨画展」

1963年 「書法と形象(Schrift und Bild)展」(バーデン・バーデン、西ドイツ・アムステルダム、オランダ)

「現代日本の書」巡回展(オーストラリア近代美術館、メルボルンおよびオーストラリア8都市)

1964 – 65年 コーコラン美術館主催「現代日本美術」巡回展
(コーコラン美術館/ワシントン市およびアメリカ4都市)

1965年 「第10回メリー・ワシントン現代美術展」
(メリー・ワシントン・カレッジ、ヴァージニア大学/フレデリックスブルグ)

1967 – 68年 「現代日本の抽象書」展(エミリー・ロー画廊、ホフストラ大学/ヘンプステッド、ニューヨーク)

1970年 「万国博美術展:調和の発見」(万国博美術館/大阪)

1971年 毎日新聞社主催「現代日本書道展」(アメリカ巡回)
「比田井南谷・小葩2人展」(ランブレッテ画廊/フランクフルト)

1972年 「極小美術展」(アイオワ州立大学美術館)

1973年 「日本現代書展」(アート・アジア画廊/ケンブリッジ、マサチューセッツ)

1975年 「天来記念館開館記念展」(天来記念館/長野県望月町)

1976 – 77年 ドイツ巡回「現代日本書展」(クリングスポール美術館/オッフェンバッハおよび西ドイツ4都市)

1979年 「現代書道展」(シカゴ)

1999年「書の伝統と創造展」(小海町高原美術館/長野県南佐久郡小海町)

2009年「4つの物語」(川村記念美術館/佐倉)

2016年「あの時みんな熱かった!アンフォルメルと日本の美術」(京都近代美術館/京都)

2017 – 18年「The Weight of Lightness: Ink Art at M+」(M+/香港)

2021年「線のカタチ -Linework-」(√K Contemporary/東京)

2021 – 年「Individuals, Networks, Expressions」(M+/香港)

 

[出版物]

1981年 『陶塼瓦削文字集録』 書学院出版部、雄山閣出版
http://www.shodo.co.jp/books/isbn-282/

1987年 『比田井南谷作品集』 書学院出版部

1990年 『集空海書般若心経(折帖)』 天来書院

2008年 『中国書道史事典』普及版 天来書院
http://www.shodo.co.jp/books/isbn-207/

2010年 『天来習作帖』 天来書院
http://www.shodo.co.jp/books/isbn-232/

2016年 『NANKOKU 比田井南谷展』 加島美術

2021年『M+ Collections: Highlights』M+、Thames & Hudson出版

2022年『道風記念館特別展「生誕 110年記念「比田井南谷~線の芸術~」図録』道風記念館

 

[パブリックコレクション]

京都国立近代美術館/望月駒の里ふれあいセンター/佐久市立天来記念館/千葉市美術館/東京国立近代美術館/東京都現代美術館/成田山書道美術館/新潟県立近代美術館/北海道立函館美術館/イェール大学美術館/カリフォルニア大学バークレー美術館/クレラー・ミュラー美術館/コーネル大学ジョンソン美術館/サンフランシスコ近代美術館/ニューヨーク近代美術館/ハーバード大学フォッグ美術館/ビクトリア国立美術館/M+

OTHER

【比田井南谷 生誕110年 「HIDAI NANKOKU」 インタビュー動画】

2022年11月~2023年2月にかけて開催した書家 比田井南谷の個展「生誕110年 HIDAI NANKOKU」では、書家のみならず、多くのアートファン、そして若手クリエイターやキュレーターの皆様がご高覧くださいました。こちらの動画では、大きな反響を得た同展の軌跡と共に、各界活躍する若手クリエイターやキュレーター、そして弊廊のディレクター 加島いち子のインタビューを交ご紹介しています。

是非ご覧ください!

 

 

また、聞き手 比田井和子氏の動画には本動画の制作背景が書かれています。動画と併せて是非ご一読ください。
比田井和子氏ブログ「酔中夢書」

インタビューゲスト:
大山エンリコイサム氏(美術家)
佐藤達也氏(書家)
高橋進氏(哲学者)
田村将理氏(インディペンデント・キュレーター)
加島いち子氏(√K Contemporary ディレクター)

インタビュアー:比田井和子氏
音楽:伊東正美氏
制作・著作:天来書院